乳がんセルフチェック

  • HOME>
  • 乳がんセルフチェック

「ブレスト・アウェアネス」という新しい考え方

「ブレスト・アウェアネス」という新しい考え方

「ブレスト」は乳房、「アウェアネス」は意識するという意味で、日頃から自分の乳房の状態に関心を持ち、乳房を意識する生活習慣のことを指します。

乳房の健康を守るためには、日常のちょっとした時間を使って、ご自分の乳房をチェックするのが大切です。着替えのとき、お風呂に入るとき、寝る前のひとときなど、ほんの少しの時間で十分です。
以前は「マンマチェック」という言葉で月に1回の自己触診がすすめられていましたが、「病気を見つけなくては」という気負いから、なかなか続かない方も多かったようです。
そこで今は「ブレスト・アウェアネス」という、もっと自然で気軽な取り組みが広まっています。これは「乳房を意識する」という意味で、自分の乳房の「いつもの感じ」を知ることを大切にします。ご自分のからだと仲良くなる機会として、リラックスした気持ちで取り入れてみてください。

ブレスト・アウェアネスでは、次の4つの行動を実践することが推奨されています。

  • 「自分の乳房の状態を知る」
  • 「乳房の変化に気をつける」
  • 「変化に気づいたらすぐに受診」
  • 「40歳になったら2年に1回 乳がん検診」

セルフチェックの方法

自分の乳房の状態を知る

step01

観察してみましょう(鏡の前で)
  • お気に入りの鏡の前で、ご自分の乳房を見てあげてください
  • 左右のバランスは整っていますか?
  • お肌の様子はいつもと変わりありませんか?
  • 乳首に変化はありませんか?

step02

触ってみましょう(お風呂のときなど)
  • 石けんやボディソープを使うとすべりがよくなります
  • 指先をそろえて、やさしく「の」の字を描くように撫でるように触れてみましょう
  • ゴリゴリと強く押す必要はありません、やさしく触れるだけで十分です

セルフチェックはいつ行うといいのか

  • 生理のある方は、生理開始後10日後あたりが、乳房が柔らかくなりチェックしやすい時期です
  • 閉経された方は、覚えやすい日(毎月1日や15日など)を決めるようにしましょう

日常的には、お風呂に入ったときや、お気に入りの下着をつけるときなど、自然な機会に少しずつ確認する習慣が一番長続きしやすいです。

自分の「いつも」を知ることの大切さ

セルフチェックで大切なのは、難しいテクニックではなく、
ご自身の乳房の
「いつもの感じ」
を知ることです。

日々続けていくと、乳房の張りや硬さが月経周期によって変化することにも気づけるようになります。
大切なのは、定期的にチェックして「いつもとちょっと違う」という微妙な変化に気づけるようになることです。お肌の調子を気にするような気軽な気持ちで、乳房の変化にも敏感になりましょう。

変化に気づいたら

バストのチェックをしていて、しこりのようなものが手に触れたり、いつもと違う感触があったりしたら、乳腺外科を受診しましょう。胸にしこりがある=乳がんとは限りません。何でもないこともありますし、治療の必要のない良性の疾患の可能性もあります。

チェックする際のポイントは次のとおりです。

  • 大きさ・輪郭・形に変化はないか
  • 皮膚に「くぼみ」や「ひきつれ」がないか
  • 一部だけ盛り上がっていないか、または変色していないか
  • 乳首が「陥没」したり「ひきつれ」ていないか
  • 「湿疹」や「ただれ」がないか
  • 乳首から「乳汁以外の分泌物(特に血液)」が出ていないか

いつもと違う感触があれば、早めにご相談ください

いつもと違う感触があれば、早めにご相談ください

セルフチェックで異常が見つかったらどうしよう、と不安になる方もいらっしゃるでしょう。しかし早く治療を開始することが重要である乳がんに対しては、怖いから、と目を背けることはおすすめできません。
正常な状態の乳房を知り、異常が起きた際に気付きやすくするために、ぜひ毎月の習慣にしていただきたいと思います。また、ゆっくりとご自分の体に向き合う時間は、忙しい日々の中でも貴重な機会となるのではないでしょうか。
きむらクリニック乳腺科では、日本乳癌学会乳腺専門医の資格を持つ女性医師が乳腺診療を担当しています。乳房の変化など気になる症状があれば、「次の検診まで様子を見よう」と思わず、お早めに受診してご相談ください。

40歳になったら2年に1回乳がん検診

セルフチェックも大切ですが、それだけでは小さながんを見つけることは難しく、検診の代わりにはなりません。乳がん検診は、がんを早期に発見するために非常に有効です。
日頃から乳房の状態に関心を持つ「ブレスト・アウェアネス」の習慣を大切にし、ぜひ乳がん検診も受けるようにしましょう。

副院長 木村 綾

執筆者

きむらクリニック

副院長木村 綾

経歴

  • 1998年私立川崎医科大学 卒業
    私立川崎医科大学 乳腺甲状腺外科
    市立吹田病院外科 非常勤
    JCHO大阪病院(旧・大阪厚生年金病院)乳腺内分泌外科 医長
  • 2017年きむらクリニック 小児科 乳腺科 開院・副院長就任
    JCHO大阪病院・乳腺内分泌外科非常勤医師

資格・所属学会

  • 日本外科学会外科認定医・外科専門医
  • 日本乳癌学会乳腺専門医
  • マンモグラフィ読影認定医AS評価
  • 乳房超音波講習会A評価
  • 日本病院総合診療医学会認定医
  • 総合判定講習会 講習修了
  • アンチエイジング医学の基礎と臨床 講習修了
  • 緩和ケア(PEACEプロジェクト) 講習修了
  • がん患者さんの性を支援するための研修会研修修了
Medical DOC メディカルドック
クリック・ドクターについての情報はこちら
きむらクリニック 小児科 乳腺科 オフィシャルサイト

電話06-6338-5050

WEB予約

問診票