乳がんセルフチェック

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「ブレスト・アウェアネス」という新しい考え方

「ブレスト・アウェアネス」という新しい考え方

乳房の健康を守るためには、日常のちょっとした時間を使って、ご自分の乳房をチェックするのが大切です。着替えのとき、お風呂に入るとき、寝る前のひとときなど、ほんの少しの時間で十分です。
以前は「マンマチェック」という言葉で月に1回の自己触診がすすめられていましたが、「病気を見つけなくては」という気負いから、なかなか続かない方も多かったようです。
そこで今は「ブレスト・アウェアネス」という、もっと自然で気軽な取り組みが広まっています。これは「乳房を意識する」という意味で、自分の乳房の「いつもの感じ」を知ることを大切にします。ご自分のからだと仲良くなる機会として、リラックスした気持ちで取り入れてみてください。

セルフチェックの方法

基本の流れ

step01

観察してみましょう(鏡の前で)
  • お気に入りの鏡の前で、ご自分の乳房を見てあげてください
  • 左右のバランスは整っていますか?
  • お肌の様子はいつもと変わりありませんか?
  • 乳首に変化はありませんか?

step02

触ってみましょう(お風呂のときなど)
  • 石けんやボディソープを使うとすべりがよくなります
  • 指先をそろえて、やさしく「の」の字を描くように撫でるように触れてみましょう
  • ゴリゴリと強く押す必要はありません、やさしく触れるだけで十分です

step03

横になって触ってみましょう(寝る前のリラックスタイムに)
  • 心地よい姿勢で横になり、片方の腕を頭の下に置いてください
  • もう片方の手で、腕を上げた側の乳房をやさしく触れていきます
  • 乳房だけでなく、わきの下までやさしく確かめてあげましょう

step04

乳首も忘れずに
  • 乳首を軽くつまんでみて、何か出てこないか確かめてみましょう

セルフチェックはいつ行うといいのか

  • 生理のある方は、生理が終わって4~7日後あたりが、乳房が柔らかくなりチェックしやすい時期です
  • 閉経された方は、覚えやすい日(毎月1日や15日など)を決めるようにしましょう

日常的には、お風呂に入ったときや、お気に入りの下着をつけるときなど、自然な機会に少しずつ確認する習慣が一番長続きしやすいです。

自分の「いつも」を知ることの大切さ

セルフチェックで大切なのは、難しいテクニックではなく、
ご自身の乳房の
「いつもの感じ」
を知ることです。

日々続けていくと、乳房の張りや硬さが月経周期によって変化することにも気づけるようになります。
大切なのは、定期的にチェックして「いつもとちょっと違う」という微妙な変化に気づけるようになることです。お肌の調子を気にするような気軽な気持ちで、乳房の変化にも敏感になりましょう。

変化に気づいたら

バストのチェックをしていて、しこりのようなものが手に触れたり、いつもと違う感触があったりしたら、乳腺外科を受診しましょう。胸にしこりがある=乳がんとは限りません。何でもないこともありますし、治療の必要のない良性の疾患の可能性もあります。
不安を医師に相談するようなイメージで、怖がらずに受診しましょう。仮にしこりが悪性だった場合でも、患者さまの思いをお聞きして治療法や手術の時期を選ぶなど、柔軟な対応ができるようになっています。

いつもと違う感触があれば、早めにご相談ください

いつもと違う感触があれば、早めにご相談ください

セルフチェックで異常が見つかったらどうしよう、と不安になる方もいらっしゃるでしょう。しかし早く治療を開始することが重要である乳がんに対しては、怖いから、と目を背けることはおすすめできません。
正常な状態の乳房を知り、異常が起きた際に気付きやすくするために、ぜひ毎月の習慣にしていただきたいと思います。また、ゆっくりとご自分の体に向き合う時間は、忙しい日々の中でも貴重な機会となるのではないでしょうか。
きむらクリニック 小児科 乳腺科では、日本乳癌学会乳腺専門医の資格を持つ女性医師が乳腺診療を担当しています。乳房の変化など気になる症状があれば、お早めにご相談ください。

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